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【問題回避?問題解決?問題理解?】

来院される患者さんのほとんどが
ストレスを抱えており

その表現型が

A)気分(抑うつ、意欲低下、不安など)
B)身体症状(不眠、頭痛、胃腸障害など)
C)行動(アルコール、過食、衝動買いなど)

の大きく三パターンに分かれます。
そして多くは混合カクテル状態です。

それらの症状に困っており解決したいのですよね。

「ストレス発散」「気分転換」は
①の問題回避に当たります。

問題と距離をとることで
一定のバランス均衡状態は作れます。
大切なストレスコーピングです。

自分の心地よさ
自分の好きなことに時間を使い
自分を大切にする感覚を思い出せ
私も日々①は採用しています。

ただこれだけでは問題は起こり続けて終わらない。

続いて②問題解決のための行動

会社が悪いから転職したら解決するだろう
診断つけてもらってはっきりさせたら終わるだろう
失敗しないようにリスク回避の行動をとり続ける
嫌われないようにいい人の仮面をつけ続ける

解決のための行動は一見生産的ですが、

深層心理としてはご自身で
「それが問題がある」と信じた(採用した)上で
問題を異物として逃避している行動とも言えます。

その行動がうまくいけばその時はよいでしょう。
ただ努力し続けないといけないしんどさ
手を抜いたらたちまち問題が顔を出してくるか、
形を変えた問題が起こり続ける。

③では根底でそれが問題である
と採用した信念自体がなくなり
問題は問題という認識がなくなる状態になります。

問題はあなたが作り出していたという気づきです。

当院を卒業された方は
皆さんがなぜ自分が抑うつだったのか
パニック症状や身体症状が起こっていたのか
を理解されています。

問題理解されていると
もう症状が出る幕はないんですよね。
だって症状って気づけのサインだから。

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