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もっと早く医療と繋がっていれば


どのタイミングで医療や福祉や教育機関と
つながるかの判断は
親御さんの考え方で人それぞれ

集団社会生活での違和感から
保育園や小中学校の先生の勧め
何となく他の兄弟と違うから親が心配で
思春期反発が家庭で抱えられないエスカレート
不登校や何らかの身体化のサイン

その辺がスルーしてしまうタイプが
おっとり静かで表面的には同調できてしまう
境界知能から軽度知的くらいの自閉っ子タイプ

医療や福祉や教育のサポート得ることなく
社会人になっても
適材適所の環境と繋がれてないとどうなるか?

転職を繰り返した後長年引きこもり生活してたり
専門学校途中リタイヤしたまま
何となく自宅で好きなことして過ごしている

こういう方を診察してまず感じるのは
圧倒的な社会参加不足です。

年齢に対して
身なり,エチケット、あいさつといった
社会的な局面での公私の区別が圧倒的に弱い

家族以外と関わらなくなると
失敗や不安などの表面的なストレスは減ります。

ただTPOが見えてない

空気読めないのが自閉の特性であっても
SSTや発達特性を理解した人がいる環境を
与えてあげるだけでも
そこから学んでいくことはできます。

どんなにゲームやネットの世界では
活動的でコミュニケーション取れてると言っても
社会と向き合って乗り越えた体験が少ない
どこか見せかけのプライドや自信だったりします。

さらに掘り下げていくと
家族も本当はどこかで気づいていても
世間体、祖父母,親のプライドなどから
サポートを勧められていても
スルーしてきてしまった軌跡もありました。

本人も劇的なトラウマから
社会参加を拒否してるわけではなく
何となーくうまくいかないけど
どうしたらいいかは分からないから
ラクな方へラクな方へ

この長年の歴史を親子が理解して
現状を受け入れ
これからできることにシフトした時から
新しい成長スタート始まります。

まるで療育で就学前の子が
どんどん変化していくようなレベルで
成人期の方も変化していきます。

子供側は本来は素直なタイプも多いので
具体的に何をどうしたらいいかの
見通しを提供して
できたことはしっかり共有していくことで
自己変化と自信はついていきます。

過剰診断の問題もありますが、
こういうケースを見ると
親御さん側の偏見が
もう少し減るとよいなと思います。

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