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小さな勇気と覚悟と行動あるのみ

本日卒業された身体化障害の20代男性
たった2ヶ月しか通院されてないというのに
変化変容があっという間でした。

もともとは、、、
原因不明の発熱や嘔気や頭痛
内科で見ても診断つくレベルではなく対処療法
変化ないので会社の方のススメで心療内科を勧められた。

「身体化+受診の動機が周囲のススメ」

この地点で私としては
かなり外的基準で乖離してる方と察します。

初診でも緘黙の時間が長いのが印象的でした。

ただ2回目の診察から何かスイッチが入ったのか
主体的に受診され、
ご自身の生活歴についても
赤裸々に話してくださりました。

彼のテーマは幼少期から
自己主張することへの諦めがあったんですよね。
学生時代も露骨に理不尽な体験もありながら
それでもなお,受け流してきた。

このスタンスで生きてる方は
周囲の人には迷惑かけません。
だけど自分が本当はどう思っているのか
どうしたいのか
自分でもわからなくなっていきます。

勇気を出して少しずつ自己主張を始め、
自分や相手の反応を
受け入れることを繰り返していきました。

年末年始ラスボスの父と腹を割った会話で対峙
それはご本人が自分で決めてしたこと。

年明けには別人でした。
会社の上司や同僚とも話したようですが
今までと違う人のように見えると。

相手が変わったのでしょうか?

いいえ。
彼自身の人を捉えるときの認識が変わったから

こんな感じで,多くの方の変化変容は
ご本人の日常の小さなエピソードの中で
起こってきます。
診察室の中ではありません。

自分と行き合う勇気と覚悟と行動
これのみです。

短い間でしたがご苦労様でした。
改めてまして当院を選んでくださり誠にありがとうございました。

ご本人から同意いただいた上で
振り返りシート掲載させていただきます。

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