【 ちょっと 休んでもいいですか？ 】

診療終えて出て来られた３０代女性

待合室のソファを指さして
「休んで帰ってもいいですか……」
と
クタっと座られました。

「このひと月よく眠れなくて、
まともに食べてなくて……」
と
力無くおっしゃるので

エネルギーとして
〈ドライなつめ〉を一つ 差し上げました。

ひと口かじって、

「うん、先生の言う通りなんですよね…。

ちょっと良くなって来ていたので、
宿題もらってやってたこと、やめてたんです。

もう良いかなぁと思って……。

でも身について無かったからですよねぇ、
だからまた前の癖で
嫌な方に嫌な方に戻って来たんですよねぇ…」

とポツポツと一人語りで話してくれました。

「あれ？
ナツメって甘すぎると思ってたけど、
少しずつ食べたら丁度いい感じ！

こうやって…少しずつ食べて行けばいいんですね。

少しずつやって行ったら良いよって、
先生もおっしゃってくれたし、

うん、なんかやっていけるかも！
ありがとうございます。」
と、
笑顔を残して帰って行かれました。

一人で悩んできたけれど
一人で頑張ってきたけれど
もうどうすれば良いか………と、

解決を求めて多くの方が来院されます。

そして、
少し気持ちが楽になって来ると、

そう、
習慣になり切る前に
やめてしまうことが多いのですよね。

私たちは見守るだけではなく
応援したいと思っています。

「がんばれ！」じゃなくて
「だいじょうぶ、だいじょうぶ！」と＾ｖ＾