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認知症・もの忘れ

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診療
「認知症・もの忘れ」による受診は、自由診療となります。受付時間表の【保険診療】の受付時間にてご予約いただけます。
医師による診察・診断・治療方法によって、自由診療へ移行する場合がございます。

Overview
もの忘れ・認知症について

もの忘れ・認知症について

認知症は、脳の神経細胞の委縮や疾患が原因となって認知機能が低下し、もの忘れなどの「記憶障害」を始め、「判断力の低下」や「行動・感情のコントロールができない」などの症状が現れる疾患です。

「もの忘れ」は、認知症の初期症状として起こる場合もありますが、『つい、うっかり』といったものであれば加齢によって誰にでも起こる現象でもあります。

認知症の場合は、早期発見・治療によって症状の改善や進行を抑えることが可能です。加齢による「もの忘れ」と「認知症」の違いを個人で見分けることは難しいため、少しでも心当たりがある場合は早めにご相談ください。

こんな症状で
お困りではありませんか?

  • 頻繁にものをなくす、閉まった場所を忘れてしまう
  • 予定を忘れてしまったり、日にちや場所を覚えられない
  • ものの名前や、言おうとしている言葉がすぐに出てこない
  • 仕事や家事など今までやってきたことが突然できなくなったり、要領が悪くなった
  • 周りが話す内容や、テレビの内容が理解できない

About Disease
「もの忘れ」と「認知症」の違いと原因

加齢による「もの忘れ」と、「認知症」の初期症状によるもの忘れは見分けがつきづらいですが、注意してみると性質が異なります。

01
もの忘れ

加齢によるもの忘れは、記憶を「思い出す能力が低下する」というもので、誰にでも起こりうる現象です。
対して認知症によるもの忘れは、ものごとを「記憶すること自体が困難になる」というもので、注意して見るともの忘れの性質に違いがあります。
    Point 01
    加齢によるもの忘れ
  1. 「忘れっぽくなった」ことを自覚している
  2. 指摘されると「あ、そうだった」と思い出せる
  3. 細かい部分は忘れていても、体験したこと自体は覚えている
  4. 日常生活や、長い年月をかけて覚えた行為などは問題なくこなせる
  5. ものごとの適切・不適切の判断はできる
    Point 02
    認知症によるもの忘れ
  1. 「忘れっぽくなった」ことの自覚がない
  2. 指摘されても、なんのことを言っているか思い出せない
  3. 体験したこと自体を覚えていない
  4. 日常生活や、長い年月をかけて覚えた行為などが、急に出来なくなる
  5. ものごとの適切・不適切を判断できない
もの忘れの原因
認知症ではない「もの忘れ」の原因は、加齢による脳機能の低下によるものです。
記憶力は訓練などによりある程度維持が可能ですが、筋力や免疫力などと同じように年齢とともに低下するものでもあります。忘れる頻度があまりに多かったり、忘れっぽくなったことを自覚できていなかったりする場合には注意が必要です。

02
認知症

認知症には種類が複数あり、症状や原因も様々です。その中でも代表的な4つは、「四大認知症」と呼ばれています。
    Type 01
    アルツハイマー型認知症
  1. もの忘れのような「記憶障害」から始まり、比較的ゆるやかに進行する
  2. 場所や時間などがわからなくなる「見当識障害」や、『物を盗られた』といった妄想、徘徊など
  3. 認知症の中で最も罹患率が多い
アルツハイマー型認知症の原因
脳の中に不要なたんぱく質が溜まってしまい、神経細胞が破壊されて脳が委縮することで発症します。
加齢や遺伝による影響、近年では糖尿病や高血圧の人がアルツハイマー型認知症になりやすいことも確認されています。
    Type 02
    レビー小体型認知症
  1. 幻視や妄想、動作が鈍い、転びやすい、などの症状が徐々に進行する
  2. 記憶力や判断力などの認知機能において調子が良い時と悪い時の波があり、初期段階で見逃されることもある
  3. 気分や態度、行動が変わりやすい
レビー小体型認知症の原因
脳の中に「レビー小体」という不要なタンパク質が溜まり、神経細胞が破壊されてしまうことで発症します。レビー小体が溜まってしまう原因については、はっきりわかっていません。
    Type 03
    前頭側頭型認知症
  1. 50~60歳代に発症することが多く、10年以上かけてゆっくりと進行する
  2. 記憶障害のような症状よりも「性格の変化」や「異常行動」が目立つため、精神疾患と間違われることもある
  3. 言葉の意味がわからなくなったり、言葉が出なくなったりする
前頭側頭型認知症の原因
脳に不要なタンパク質が溜まり、前頭葉と側頭葉が委縮して血液の流れが滞ることで発症します。タンパク質が溜まってしまう原因については分かっていません。
前頭葉は「思考や感情のコントロール」を、側頭葉は「言葉の理解や、耳からの情報処理」を司る部分なので、人格や行動に影響を及ぼします。
    Type 04
    血管性認知症
  1. 脳疾患による血管の損傷が原因であるため、損傷した部位によって症状が異なる
  2. 「記憶障害」や「判断力障害」、感情のコントロールができないなど
  3. 日によって症状の出方が違ったり、1日の中でも波がある「まだら認知症」になることもある
血管性認知症の原因
脳梗塞や脳卒中、くも膜下出血などの脳疾患が原因で、脳の認知機能を司る部分の血管が損傷し、発症します。
前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉、海馬など損傷した部位によって症状が異なります。脳疾患をくり返すと、その度に段階的に症状が重くなってしまいます。
Recommend

認知症の予防・改善に
期待できる「プラズマローゲン」

プラズマローゲン検査
アルツハイマー型認知症の方の脳・血中では「プラズマローゲン」という栄養素が減少していることが分かっています。プラズマローゲンは、健康な思考力や脳機能の維持に必要不可欠なリン脂質の一種です。

当院では、プラズマローゲンの減少を測定する「プラズマローゲン血液検査」を行っています。プラズマローゲンの減少が確認できた場合には、認知症の予防・改善の効果が期待できる、医学的・栄養学的な根拠にもとづいて開発されたサプリメントの処方によってプラズマローゲンを補う治療法もご案内しています。
プラズマローゲン検査のページへ

For Family
ご家族の方へ

ご家族の方へ
認知症は本人が自分で気づく場合もありますが、自覚がない場合や、「認知症であることを認めたくなくて、自覚できない」という方もいます。

認知症の早期発見、予防や進行抑制には、ご家族や周囲の方のサポートや理解が必要です。「以前と様子が違う」「何か変だな」と感じる場合には、お気軽にご連絡ください。

受診の際には、もの忘れの内容や、これまでの症状の変遷などを一つずつ確認し、丁寧に診療を行います。ご家族の方から見たご家族のご様子や、気になることなど何でもご相談ください。

ご家族や周囲の方に
こんな症状はありませんか?

  • 何度も同じことを言ったり、聞いてくるようになった
  • 電気やガスを消し忘れたり、ものをなくすことが頻繁にある
  • 住み慣れた場所で迷子になる
  • 怒りっぽくなったり、周りへの気づかいがなくなったり、人柄や性格が変わったと感じる
  • 「ものが盗られた」と家族や周りを疑うことがある

Treatments
当院での治療法

1. 来院・問診票の記入

問診票のご記入をお願いします。現在治療中の疾患や服用中のお薬がある場合は、ご記入ください。

※もの忘れの内容や、これまでの症状の変遷などをひとつひとつ確認しながら診療します。できるだけ、ご家族やこれまでの経緯をご存知の方とお越しください。
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2. 診察・各種検査

01心理テスト、脳疲労チェック
心の状態やストレス、脳の疲労度を確認するための「心理テスト」「脳疲労チェック」を受けていただきます。
02診察(1回目)
問診票、心理テスト、脳疲労チェックの結果を踏まえて1回目の診察をします。
03簡易認知機能検査
問診票、心理テスト、脳疲労チェックの結果を踏まえて1回目の診察をします。
04血液検査・その他検査
認知機能の状態を測定・評価する「簡易認知機能検査」を行います。
05診察(2回目)
簡易認知機能検査、血液検査など全ての検査結果を踏まえて2回目の診察をします。各検査の結果をお伝えします。
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3. 診断・治療

01カウンセリング
カウンセリング
もの忘れや認知症の原因のひとつである「ストレス」を和らげ、症状の改善や進行を抑えるためのカウンセリングやストレスケアを行います。
02生活習慣指導
生活習慣指導
バランスの良い食事や適度な運動など、もの忘れや認知症の予防・症状改善のための生活習慣指導やアドバイスをいたします。